先日、一般の方から電話がありました。
「ふとんの打直しをしたいのですが、いくらくらいでできますか?
サイズはセミダブルです。」
「生地や綿の量にもよりますが、15,000円までで仕上がると思います。」
「えっ❗そんなに安くできるのですか❗一度見て下さい。」
早速訪問の段取りをして、お伺いしてきました。
見せて頂くと普通の綿の掛ふとんです。
サイズを確認しご要望をお聞きしました。
少し重くして欲しいとの事でしたので、その場で簡単な見積もりをしました。
「正確なお値段は打直しが上がってわかりますが、だいたい12,000円程かと思います。」
「えっ❗本当にこの値段でいいのですか❓」
ハイ、大丈夫です😊
「ではお願いします。ちょっとこれを見て下さい。」
と、言って見せて頂いたのが、この発注書です。
セミダブルの打ち直しのふとんが
何と114,400円❗
私が提示した見積もりの10倍❗です😞
この数字を見た時には114と400と言う数字はなんだろう🤔と、一瞬頭がこんがらがる程驚きの値段でした。
さらにこの方は他にセミダブルの肌ふとん、シングルの掛ふとん、肌ふとん、カバーも勧められ、
合計312,400円❗
とんでもない契約を結ばされました。
幸いにもこれはおかしいだろうと思い、いろいろと調べてこの業者に連絡をし、クーリングオフを使って契約を解除、預けたふとんも取り返すことができたそうです。
おふとんを返却した時に、業者の営業マンは「その発注書を返して下さい。」と言ったらしいのですが、頑なに拒否して返さなかったそうです。
「何かに役立て下さい。」
と言って私に渡して下さいました。
ちょうどその頃やはり一般の方から連絡があり、この業者にシングルの敷ふとんをお願いしようと連絡したところ、他の商品も合わせて勧められ、
6点セットで300,000円❗
の契約を結ばされるとこだったようです。
この方はお断りをしたところ、
「遠い所からわざわざ来たのに!!」との捨て台詞を吐いて帰ったそうです。
怖かったと言ってました。
実はこの業者、ずいぶん以前からあくどい商売をしているのは、私たち寝具業界では有名な話です。
お二人とも安い単価のチラシを見て営業の方に来てもらったそうです。
もし引っかかっと感じた方、これはおかしいと思った方は、消費者センターに相談して下さい。
私のような業者が連絡してもだめなんです。
被害といってもいいかと思います。
被害にあった方、周りにそのような方がいらしゃいましたら、消費者センターにご相談下さい。
だいたいの打直しの値段をホームぺージに載せておきました。
生地の質、綿の量の違いで単価は変わりますが8,000円〜15,000円ほどです。
参考にして下さい。
最高の綿と生地で、打ち直しではなくて新しい綿で作っても30,000円ほどです。
お気をつけ下さいませm(_ _)m
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